そうだったのかブロックチェーン EP.015 |ステーブルコインのメカニズムと懸念点
第13回の譲渡・所有権、第14回の与信を受け、第2部「既存金融×ブロックチェーン」は資金決済の道具「ステーブルコイン」へ。まず日本では「ステーブルコイン」は法律用語ではなく資金決済法の「電子決済手段」であること、日本円と1対1の償還を約束する1号(JPYC)と、特定信託受益権で倒産隔離された3号(JPYSC)を軸に、裏付け資産(銀行預金・3か月未満の短期国債)は共通でも「持ち方」と倒産時の償還スピードが違うことを整理する。送金上限(1回100万円)や償還時の手数料、国債の金利上昇で裏付けが元本割れするリスク、テラ/ルナの例から「ステーブル=ペグ(釘付け)の保証ではない」ことを確認。市場規模は日本円建て130億円弱で全体(約3000億ドル)のごく一部、しかも増えていない現状も提示する。後半はクレジットカード=信用を肩代わりするミドルマンのコストとの対比、そして低金利下では発行体の収益が成り立ちにくいことから「日本円ステーブルコインは本当に必要か」を一歩引いて考える。次回・第16回はステーブルコインの続き。
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