← エピソード一覧

EP.014

そうだったのかブロックチェーン EP.014 | KYCなしで「与信」は成立するのか? 既存金融から考えるクリプトの守備範囲

第13回で取引・譲渡・所有権を扱った第2部第1回に続き、今回はそこで軽く触れた「与信」を正面から深掘りする。酒井は、末締め翌月末払いの給料、掛けでの仕入れ、SaaSの年間契約と、現代のビジネスがその場その時ではない取引=与信だらけで成り立っていることを身近な例から示す。企業は自らの信用をレバレッジに銀行融資を受けて事業を大きくするが、エクイティと違って融資は「返せ」と回収に行ける必要があり、そこには相手が誰かを知るKYCが欠かせない。内田は、AIエージェント×クリプトのマイクロペイメントが支払いを細かく切り刻むのは、与信が不要だからではなくKYCを前提にしないクリプトでは与信が成立しないからだと裏返して読む。さらにサトシ・ナカモトの論文が語っていたのは決済機能であって与信ではない、と指摘。後半は貿易金融へ。国際送金の大半は貿易の決済であり、そこは信用状(レターオブクレジット)と船荷証券(ビルオブローディング)による相互の与信で成り立つ。デジタル化とクリプト化の混同は禁物で、2国の裁判所が納得する"国際版ほふり"は20〜30年議論しても決着していない。結論として、クリプトは与信行為が終わった後の「決済」に特化するのが得意で、オンチェーンで全部やろうとするのは守備範囲の取り違えではないか。スマートコントラクトもオラクル問題を抱える以上、「クリプト前提」でナラティブを作るのではなく、やりたいことから逆算して必要な仕様を考えるべきだと問題提起した。

サマリー

エピソードの要点を5項目に整理。時間ボタンで該当箇所から再生、「開く」で詳細を確認できます。

  1. 現代のビジネスは「与信」だらけ

  2. マイクロペイメントは与信を不要にしたのか

  3. 与信は財務レバレッジのエンジン、そしてデフォルト

  4. 貿易金融に見る「相互の与信」

  5. クリプトの守備範囲と「クリプト前提」への疑問

LISTEN / WATCH

VISUAL SUMMARY

ビジュアルサマリー

文字起こしから抜粋した本エピソードの要点を1枚にまとめたグラフィックです。クリックで拡大表示できます。

REFERENCES

参考資料

  1. Paper

GLOSSARY

このエピソードで登場する用語

TRANSCRIPT

文字起こし

全文 14,708 文字

全文を表示閉じる

んそうだったのかブロックチェーンこのポッドキャスト番組では日銀金融庁で銀行監督の経歴を持ち現在は周南公立大学情報科学部でブロックチェーンについての教鞭を取る 内田善彦とグルメアプリのファウンダーとしてWeb2サービスにブロックチェーンを掛け合わせたWeb3事業を構築したキャリアを持つ 酒井勇也そしてクリプト専門メディア新しい経済副編集長である大津賀新也の3人がブロックチェーンについて今知っておくべきことを紹介します幻冬舎新しい経済副編集長の大津賀です 周南公立大学の内田です酒井ですよろしくお願いしますはいそうだったのかブロックチェーン今回で第14回目となりました第13回目は第2部第1回ということでまずは取引と譲渡およびですね与信についても軽く触れてご解説していただきました リンゴの取引を例に取引と譲渡というところからまあ所有権という話も溢れましたしそこから有価証券というところに移りそして最終的にはセキュリティトークンについてのところもお話をしていただいたと思います

さて今回に関しては前回触れた与信についてより深くご解説していただけるということでよろしいでしょうかはいはいそうですねあの前回の話で取引をするっていう時においてその場その時限りの場合っていうのはシンプルに清算までパッといけるからそんなに難しくはないよねという話をしたんですけれどもじゃあその場じゃなかった場合はとかその時じゃなかった場合はっていうところがちょっと取引を複雑化させるのかなと思っていますでその場とかその時じゃない場合っていうのは取引開始からすぐに清算まで向かわないっていう風になるのかなと思っていてなので相手を信用するっていうことをしていかないとちょっと危ないよねっていう風に思っていますとじゃあその信用するっていう行為がある種与信を与えるっていうことまあ与信を与えるっておかしいですね

信用を与えるっていうことが与信ですよねっていう風になるのでじゃあこの与信というのは何なのかみたいなところについてちょっと今日は深掘っていければと思っていますで前回はまあシステムっていうのと制度っていうのが二人三脚になって経済取引の安定性を実現しているって話が後半にちょっとあったと思うんですけどもそうですね一言で言うとシステムまあ重要なんだけど法律の方が結構重要なんじゃないのっていうのが我々の主張の外側にはあってこれは我々の主張というよりは言ってみれば現状を素直に見るとクリプトの目から見るとシステム重要って言いたいんだけどフラットに考えると法律制度そういった枠組みの方が重要なんじゃないかとで法律裁判所っていうのがまあ言ってみれば我々のプレインググラウンドを作っているプレイングフィールドを作っているっていうことを念頭においてまあ今日の話も聞いていただければなと思ってます

はいということで改めてこの番組はブロックチェーンについて知っておくべきことをお二人がお伝えしこれを知ればよりブロックチェーン関連のビジネスをする上で解像度が高められる内容となっておりますそれでは今回もよろしくお願いいたしますよろしくお願いしますよろしくお願いしますはいじゃあ前回の話の復習みたいな感じになりますけれどもその場その時じゃない取引においては相手を信用してどこまでリスクを取るのかっていうような話になるよねっていう風に思っていてその行為自体が与信というものですよねという話をしたかなと思っておりますじゃあちょっともうちょっとだけこの与信というものが生まれる必要になるプロセスみたいなところとか具体例みたいなところについて深掘っていければと思いますでまあリンゴがみたいな話をしましたけれども結局まあ一番のポイントはその場その時ではないっていうところだと思うんですよね

でそう考えると今のビジネスって基本的にその場その時じゃないんですよね取引っていうのがかなと思います例えばじゃあどこかの企業で働いている人って都度給料が1日単位で振り込まれてるわけじゃないですよね月末に払われますよね末締め翌月末払いが多いのかなと思うんですよってことはその人はその会社にある種与信してるってことですよね給料が支払われる日までこの会社が支払ってくれるであろうというリスクを取って労働を捧げているわけですよねっていう風になるよねとかあとは顧客とかもそうですよね何かを仕入れるみたいなした時って例えばリンゴとみかんを仕入れてミックスジュースを作って販売しているビジネスをしているっていう時もじゃあ毎回僕がリンゴみかんを仕入れるたびにお金を支払いますかっていうと正直お互いむちゃくちゃめんどくさいわけですよね

なんでかっていうとミックスジュース販売ビジネスをやる時に月の月初にまとめてリンゴとみかんを仕入れるわけじゃないですよね鮮度落ちたりするんでなると多分3日に1回ずつ配送してもらうみたいなことをしたりしてるわけじゃないですか3日おきにってなると毎回仕入れるたびにお金払って清算しててすっげーめんどくさいので給料と一緒でどっかでまとめて払うような感じが基本ですよねそういう意味では月末に今月仕入れたある種購入したリンゴとみかんの数を教えてもらってそれを払いますっていうことをしてるわけじゃないですかこれっていうのも仕入れ先っていうのが僕のことを信用しているわけですね信頼を与えているわけですよねでお金受け取ってないけどリンゴとみかんを納品してくれてるっていう風になるよね給与とかその仕入れとかも与信になるんですね関わってくるんですねそうですそうですそうですかなと思います例えばじゃあもうちょっと別の視点から見てみると

これある種SaaSを使うっていう行為も僕は与信だと思うんですよいろんなツールありますよねでじゃあ今のAIツールでもいいでしょうあれで年間契約とかしてちょっと安くなるじゃないですか年間契約でじゃあAIツール契約しますみたいになるときもある種これはこのツールを提供してる会社が1年間このAIツールを提供してくれるであろうという前提がありますよね途中で倒産しましたにならないだろうって思ってるから1年分をまとめて払うっていうことをしてるわけですねそれも信頼を与えてるとそうですそうですそうですってなると今のビジネスって大きさはいろいろあるもののもう与信だらけで成り立っている逆に与信という行為をしないとさっき言ったようにもう都度払いとかもっと言うと毎日払わないといけないみたいな感じになってむちゃくちゃめんどくさいという風になるんじゃないかなと思っているっていうような感じですでもAIエージェントでクリプト使おうって人たちはマイクロペイメントを使って

事象発生ごとにその事象対応分の支払いを切り刻んでやった方がいいよねっていう話実際出てきてるんだけどこれって与信行為っていうものをしなくて済むからそうしてるっていう風に見えるんだけど実はそうではなくてクリプトってKYC前提にしてないから与信行為っていうものが成立しないのでこう言わないと立たないっていう裏側からの見方ができるなるほどはいはいはい今日は与信っていうのが経済活動に不可欠だよねって言いつつクリプトの世界っていうのは基本元々はKYC不要なノンカストディアルの世界から来ているので実はクリプトって与信難しいんですよねって話をセットにして考えるといわゆる既存金融にクリプト適用するって言ったってクリプトが一番大切にしているものの一つがプライバシーでありKYCなしの世界であるとすれば

なんかまた先状態になってんじゃねーのっていうのが少しありますねそうですよねまあみたいなことが結構あるので難しいんですよその与信という行為をなくした方がいいっていう思想もあるのかもしれないけれども与信がないと結構めんどくさいでっていう側面もやっぱり今までの歴史が証明していることだと思うのでそこらへんは結構ちゃんと考えていけるといいのかなと思っています本質的に負債のない企業っていうのはバランスシート大きくできないのでもう与信っていうのが負債とセットにして考えることができるっていうのはもうこれ経済学上のまあ言ってみれば現象としての合意事項なのでだとすると経済大きくなるんだったら与信はあるわけだしっていう人たちが実は金融市場のほとんどのはずなんですよ

クリプトの人たちは新しい技術だからっていうのはいいんだけどちゃんとこの金融市場のほとんどの人たちを説得する材料を持ち合わせているかっていうのが我々の論点ではあるかなとそうですね今話に出たようなビジネスを大きくしていくっていうところってもうちょっと何なのかっていうのは深掘っていければと思うんですけど例えば企業が新しい事業を始めようって思った時今ある株主資本ですねからお金を使っていけばいいんだけれどももううちの今後の新しい柱になるような新規事業をやりたいみたいになった時ってそこのお金だけじゃ足りなかったりするんですよねってなると銀行に融資してくださいって言ってお金を借りるわけですよでここにおいて事業計画とかを出して我々は何年でこういった事業をやろうと思っていて

我々の計画的には今いくら出してもらったらそれっていうのはこういったビジネスになりますとなるので何年で融資していただいたお金っていうのは金利を払いながら返済することができるんでお金貸してくださいっていうわけですよねでここで銀行はチェックしてでどれぐらいにいけるかないけないかなまあいけるとしてどれぐらいはいけるだろうみたいなことをチェックしてでじゃあわかりましたって言ってお金を貸すわけですよねでこれも与信をしてるっていう行為になるよねというふうに思っていますで企業サイドとしては与信で融資してもらったお金をもとに新しい事業を始めてで大きなお金を作っていくってなるんでこれってレバレッジを利かしてるわけですよねみたいな感じでやっぱりこう与信という行為をしないととかもっと言うと世の中全体が大きくなっていかないっていう風になるのかなと思っていますでこれでうまくいった場合っていうのは特に問題がないですよね

はいですけれどもうまくいかなかった場合ですよねで仮にこれが銀行融資ではなくて株主から資金調達したエクイティファイナンスなんだったら失敗しましたごめんなさいになるわけですよ前々回話しましたね全然回話したように一応ねごめんなさいになるってなるわけですよででも融資だったらそうはいかないわけですよ返せよって話ですよね返せよっていう話になるんですよねでどうなるかっていうと僕銀行の出身じゃないのでディテールは分かりませんが雑く言ってしまうと銀行の人が来てでお前らなんとか金を返せってなるわけですね金を返せってなるんで今金目のものを全部売れってなるわけですよ財産差し押さえとかよく見ますよねドラマそうですねみたいな感じで売れるもんを売って現金貸してでこれでやっと貸した分になったわってなってOKってなって清算されるっていう風になるわけですよねでここで結構大事なところとしては銀行側は返してくれなかった人に対してその人の言ってしまえばところまで行って

で出せって言って出させることができるんですよね最後はいはいはいだから与信ができているっていう風になるんですよだから与信ができているよく繋がってないです僕の中で今で何とかして返させる貸したお金をためにはこれ取引の時に一番原始的な取引っていうのは相対で目の前でリンゴと100円をその場で交換したわけですよねで最後貸したお金を返させるために返せないですって言ったとてそいつのところに行ってお前本当に何もないのか売れるものは例えばこのパソコンも売れよなんちゃらも売れよこのなんか飾ってる絵も売れよって言って売って現金化してこれできたじゃんってなるわけですよで返してもらうねっていう風になるってなるとやっぱり相手のところに行ってっていうかその人が誰かが分かっていてその人のところに行ってむちゃくちゃ請求をかけれるっていうことがすごい与信をするにおいて大事になるっていう風に思っています

ちょっと余計なこと挟むかもしれないですけどだからそのために与信を得るために例えば土地を担保に入れるみたいなこともやってるっていうのはそうですね担保もそうなんですけど結局担保に入れるでもいいですし社屋があってそこにいろんなパソコンとか絵画とかあるいいんですけど結局銀行なり融資している人たちが回収に行く相手がいる回収に行く相手がいるという状況が明確にならない限り与信という行為は普通の金融業者はできないで曖昧な金融業者のことは今考えないとすると普通の金融業者は与信をする上で相手がどこの誰かっていうのが必要そうするとマイナンバーカードの基本4情報っていうんですかああいうものがセットになってないといけないしそれだけでは実は足らなくてあなたが支払える能力はどれぐらいかっていう審査も必要

まあまあ支払えそうだねっていうところで初めて与信が発生するという話になるそれでもやはり状況が変われば返済不能っていうのが起こって回収行為が発生するっていう話になると与信っていうのはそういうものですっていうのがあって経済活動を活発にするための金融っていうのは与信と密接不可分であるという状況の中でクリプトっていうのは必ずしも与信というところをうまく救えてない部分があるのでなぜならKYCという部分に関しては一定程度距離を置きたいというのが元々のクリプトの発想であるとでもっと言うとサトシ・ナカモトの論文って決済機能だけを言ってるはずなんですよね与信の話あんまりしてないっていうのがあってそういった意味でDVPの世界で閉じる話はクリプト頑張れるよとだけど与信までセットになった時には本当にクリプトって居心地いいテクノロジーなのと

今のオンチェーンファイナンスって話は私から言うとプロダクトアウトなんだよねと要はそこにプロダクトがあるからそれ使えよみたいな話を勝手なナラティブ作って推進してる傾向がすごく強いだけどプロダクトではなくてニーズから見た時にはクリプトじゃない方法で十分だったとほふりのデータベースで十分だったという話になった時にはそういったデータベースの使い方のバージョンアップあっていいと思うんだけどもそれがクリプトというツールを使うことが一番いい方法かどうかっていうのはいろんな角度から議論していいんじゃないかっていう話につながりませんかという話ですねそうなんですよねだから結局貸した相手がどのような経歴経験があるから今後何か例えば事業をやったりした時に

多分この事業どれぐらい成功しそうだね失敗はどれぐらいの確率するかもなっていうような予測ができるわけじゃないですかっていうのだったりとかもし仮に失敗した時にもオフィスはどこにあってでここは本来分離してるはずですけどどこに住んでいるので最悪お金返してって言いに行けるよねっていうところだと思うんですよでもこれがノンKYCで全て匿名ですってなっちゃうと貸す側としてはそいつがむちゃくちゃすごいビジネスマンなのか本当の大学生みたいなやつなのかもう分からないから仮にその人がむちゃくちゃ有能なビジネスマンだったとしたら本当はもっと信用してよかったのに分からないから信用できなかったってなっちゃうんですよねとかその会社とか実態が分からないと金を返さなかった時に言ったら回収に行けないわけですよ家とかオフィスが分からないからってなるといやそら貸せませんがなっていう風になっちゃう

でそうなってしまうとさっき言ったようなレバレッジっていう行為が全く発生しなくなっちゃうのでそれってどんどんどんどんビジネスがちっちゃくなっちゃうじゃないかなっていうのはすごい思うところかなと思います与信の話の続きでですね一応予告で貿易金融っていうのがあるよねって話があって貿易金融でどういう与信が使われてちょっとだけちょっと言えたいですで貿易金融のことをやりますと貿易金融って結果としてボーダーの向こう側との決済ですっていうのでよくクリプトの世界の人って国際送金にクリプトを使うと便利だよねって言ってるんだけど国際送金のほとんどって貿易の決済なんですね個人のあの出稼ぎのなんか送金なんてたかが知れてるわけですよ正直なところで基本的には貿易の決済に使えなければ言ってみれば国際送金できるって何のこと言ってるか分かりませんっていうのが私の本音です

でクリプトの世界の人たちは国際送金に使えますって言ってるんだけども実は貿易金融の決済って与信の塊なんですねでこれどういう与信かっていうのは簡単にこれ3分ぐらいでまとめてすっごい雑なんだけど頑張るまず日本の輸入業者っていうのがスペインからワインを輸入するってことを考えましょうはいそしたら日本の輸入業者の不安っていうのはお金を払ったのにワインが来ないとか契約と違うワインが来ちゃうとか届いたワインの品質が悪いとかこういうのが不安なんですねでスペインの輸出業者から見るとワインを手放したのに代金が来ないっていうのが不安なんですねだけどさっきの大阪のリンゴの話と同じでこれDVPできないだからそういった意味ではこれをなんとかするっていうのがあってどっちでも相互に与信してるんですね一時的に不安を抱えながら取引を推進するわけだから相互に与信をするっていうので貿易金融の中ではその与信行為をうまく調整する機能がありますと

で信用状っていうレターオブクレジットっていうのと船荷証券ビルオブローディングっていう2つの証券性のある書類を今紙でやってるケースが多くてで結構この辺りを整理しようとする人たちはデジタル化しようって言ってるでクリプトの世界の人たちはクリプト使えばうまくなるデジタル化とクリプトがここでごっちゃになっていて貿易金融のこのデジタル的な変更に関しての議論がまずぐちゃぐちゃになっているでクリプトの世界の人たちはなんか国際送金できるって言ってるんだけどまさしく国際送金できるっていうのはDVPの世界で落ち着くのかもしれないけどこのレターオブクレジットとかビルオブローディングはどういうものかっていうものを紐解いて与信がどうなっていてって話になった時に当然KYCが必須になるだろうっていうのがあるとでさらに言うとデジタル化すればいいってもんじゃないよねって話があってデジタル化すればいいって言うんだったら単にそれ紙でやり取りするんだからっていうことで

その情報書類だったらデジタル化して書類閉じ込むのをどっかデジタルなところでやればいいよねっていう話なんだけど実は譲渡請求に関する持ってった人だけに物を渡すみたいな機能があってそれが民法上かなり厳格に証拠意がもう過去のものから含めて定義されてるからっていうのがあってビルオブローディングの方っていうのは譲渡するっていうのはかなり厳格なんですねレターオブクレジットはあなたの支払い能力を銀行が裏書きするよっていうような形で単なるレターなんだけどビルオブローディングの方っていうのはその証券を持ってきた人にコンテナの荷物を渡しますみたいな性質があるのでデジタル化すればいいってものではないところがあってそうするとほふりのようなデジタル化すればいいじゃんとだって証券持ってきた人に物を渡すってんだったらそのなんか知らないけど帳簿作ってほふりみたいにすればいいじゃんって言ってこれインターナショナルな世界でほふりってなかなか作れないわけですよね

日本の法律でほふり作るのアメリカの法律でDTCC作るのそれはできますよねとだけど日本から米国に例えばさっきの場合はワインだからスペインからかもしれないけどスペインと日本の2つの国の裁判所が納得するデータベースどうするのみたいな話があってそんなに簡単じゃないっていう話があるそうすると貿易金融でクリプトでDVPを簡単にできるっていう世界観を実現するためにはその外側オフチェーンですよねオフチェーンでの与信マネジメント要は不安の解消をうまくするレターオブクレジットを銀行から発行してもらって相手に見せて向こうからはビルオブローディングもらってこっちの銀行と同行してみたいなことをやらないといけないっていう取引をオフチェーンでちゃんとできてるか逆に言うとそれをクリプトの世界観でワンクリックですぐできる送金があるんだからそれに合わせる形で周りの事務手続きが進むんですかっていう話が

まだ整理されていないという意味では国際送金クリプトでできるっていうのは何の送金をどこまでするのっていう話が全然具体的になっていないという意味でまだまだこれからの世界もちろんあらゆる国あらゆる国際団体がこの貿易金融における与信管理に関する電子化デジタル化効率化っていうのを一生懸命やってるんだけどもう2,30年やってるんだけどまだ決着がついていないというのがあってこれ国際団体もあるんだけどもまだ決着がついていないのがじゃあ来年決着するかって言うとなかなかそれは見渡せないとするとクリプトでの送金を貿易金融で使うっていうことに関してはそんなに簡単な話ではないっていう話になるのかなと思ってますっていう話もあるとブロックチェーンを使えば国際送金が便利になるわかりましたっていうことだけど

貿易金融と違うところの国際市場に限った話だよねって話だとすると金融の革新というところにはここの角度から繋がらないんじゃないのって話やっぱりそうすると今物を渡す時の与信だったしさっきは企業を大きくするための与信だったんだけども金融っていうのはやっぱり与信というものを一つの重要な革新取引所の革新として取り込むことによって今の経済活動が成り立っているとでクリプトの世界っていうのはDVPの言ってみればKYCなしの取引というものを効率化進歩させるというような技術だとして考えた場合にKYCなしでできるところって意外に少ないということを考えた時にKYCは結果重要になっちゃうんじゃないのっていう話とKYCなしに与信って考えがたいよねっていう話を考えるとオンチェーンファイナンスって言ってるけどオンチェーンファイナンスいろんなところで論理の飛躍あるかなと思ってるんだけども少なくとも与信のところのマネジメントということを

真剣に考えれば考えるほどクリプトがあれば全部がうまくいくっていうわけでもなくてクリプトフレンドリーな制度を作り直すなら分かりますとだけど今は制度がクリプトを意識した形で作られたものでないというか今の制度っていうのはクリプトが出てくる前の制度なのでそういった意味では今のままではうまく回らないだろうなっていうことも含めて考えるとちょっと難しいところたくさんあるかなと思いますねそうですねだからまあなんかその別に海外の人とお金のやり取りをするときにいや極論言ってしまえば僕が例えばお仕事手伝って月100万円ですみたいな感じで送金されるとするじゃないですかまあ正直それ100万ごときであれば届かなかったら酒井さんかわいそうで終わるわけですよけれども貿易ってなると数千万数億のお金を動かすわけですよねってなったときに払われませんでした逆に言うと輸出側っていうのは数億分の商品を送ってるわけじゃないですか

でこれで払われませんでしたってなるとしゃあなかったねでは済まないんですよねだから払われないっていうことが極力起きないようにしないといけないだからここに相手のことがわかっていて与信をするっていう行為になるわけですよだから相手の情報が絶対に必要なわけですよっていうのとそれでも払われなかった場合に対して相手に対してちゃんと回収をしに行くとか少なくとも送った商品は止めるみたいなことをしないといけないってなるとそれっていうのは結局裁判所が最後やるわけですよね法治国家だからっていう話なんですけどってなると結局金融に関する取引っていうのはどれだけ相手の情報を得れるかっていうところと最終的な仲裁機関としての法律だったり裁判所っていうのがすっごい大事になるわけですよこれがないのに取引なんか怖くてできないよとあなたの個人のお金100万円ぐらいだったらどうでもいいけど数千万数億の取引さすがにできないですよっていうところは全然あるよねと思っていて

だから実はシステムっていうものって本当にこの仕組み特にクロスボーダーの取引において本当にちっちゃいちっちゃい一要素に過ぎなくて一番大事なのはどちらかというとその相手の情報をどれだけちゃんと正確に得れるかっていうこととそこに対して仲裁をしてくれる法律がどのようになっているかかつこれっていうのが国際取引になるとお互いの国でちゃんと合意ができている法律があるかどうかっていうところになるので結構システムよりも本当に大事なところが多いしそっちを整備しない限り多分物事は進まないんだろうなっていうのは思うって感じですね非上場企業っていうのが目指す株式の姿っていうのは第一部のところで酒井さんが紹介あって酒井さんと事前打ち合わせした時にレターオブクレジットはビルオブローディング使わないっすよ小さな企業はみたいな話が出てきて

何のことかと思ったら要は継続的に取引をしている貿易商っていうのはあんまりこういううざいことやらないケースがあるみたいなんですよねそれって普通は危なくてしょうがないと思うんだけども継続的に取引をしていると相互に信頼があるし相手が誰だか分かっているし相手の支払い能力または事務遂行能力が分かっているのでそもそも証券で要はディフェンスする必要がないというのがあるっていうのがあるやっぱりここなんですよね相手との継続的な取引を前提としていてかつそれに破綻の可能性がほとんどない場合っていうのはガリガリガリガリ法律の枠組みを想定して契約書をごちごちやってっていうのをやらなくても済むケースはゼロではないだって今まで与信の話ってさっきの企業の調達も含めて取引がデフォルトしなければ別にどうという話はないっていう話

ただデフォルトしたらどうするかって話が重要っていうことであるっていう話でだとすると相手が誰かっていうのは当然一番重要な情報の一つかなっていう話ですよねそうですねだから全く知らない人と取引をしようとした時に相手の情報をどれだけもらえるのかっていうところと最後裁判所に守ってもらえるのかってある種この全ては最終手段だと思うんですよねっていうところだと思いますとただじゃあ僕が大津賀さんとなんか別にこれ金額むちゃくちゃ大きくてもよくて数千万の取引をしようみたいになった時で仮に最悪大津賀さんが逃げても多分僕大津賀さんの勤務先知ってるしどの辺に住んでるかも分かってるから幻冬舎という会社にちょっとオタクの大津賀がって言えばいいわけですよだしなんか家の近所の駅の周辺でずっと貼っておけば最悪見つけれるじゃないですか

これってある種関係があるから僕は大津賀さんっていう人がどこに住んでる人なのかとかどこに住めてる人なのか知れてるわけですよねとかじゃあ同僚の内縁さんにもちょっと言ってとかいろいろできるわけですよってなると関係が長いとある程度相手の情報とか諸々が分かってくるから逆に言うとその仮に何かやばいことが発生したとしてもできるわけですよね何かしらのリカバリー方法がけれども全く初めましての場合ってさすがに相手の情報が何も分かんないからできない逆に言うと関係性が長くなってくるとリスクはゼロではないんだけれどもゼロの可能性ができるだけ低くなっていくとか起きた時のリカバリーができる手段を何個か持てるみたいになってくるっていうのはあるんじゃないかなと思います聞きたいことあるんですけど今回の話だと取引をする上で与信が大事だみたいなところがあってただその与信にはKYCがあることでそれが担保できるというか相補完できるというかみたいな話だったと思うんですけど

じゃあクリプトはそのKYCができないから与信ができないだからなんていうかなその取引においてクリプトはそこに適してないんじゃないかみたいな話だったと思うんですけど逆に言うとクリプトができないもののメリットって改めて聞くとどういうことになるんですかねクリプトならではのメリットって何かあるんですかこれ考え方いろいろあるんだけども一般にはクリプトでなくてはならないというものは与信行為とセットにした場合にはなくてデータベースの方が使いやすいでしょっていうのはありますでも実はそれはKYCのことではなくてデータベースを管理する主体っていうのを置くことに近いんですよね何かっていうとさっきで言うデフォルトですよね取引が想定通り行われなかった時とかに何が起こるかっていうことに加えてですね要はKYCみたいな情報って相手が直接知るっていうことが結構めんどくさいことでつながったりもして中に情報を遮断するサードパーティーを置くことによって

言ってみれば気楽に秘密な取引ができるってことができたりするんですよねそういった意味で私よく特にツイッターではミドルマンってカタカナでねミドルマンって書くんですけど仲介者を置くっていうのを結構金融取引ではやっていてそれが意味があるケースがあるだけどクリプトっていうのは基本的にはダイレクト取引が基本なので仲介者を置かないっていうことを基本としてるんだと思うんだけどもやはり私は仲介者しかも仲介者っていうのはトラステッドパーティーなんですね仲介者がちゃんとやるってことを前提にするとさっきの貿易金融でもなんでもいいんですけどエスクロサービスっていうのがあって資金が渡らないものが来ないっていうことを回避するために間に信頼できる人を置くとうまくいくよっていう金融取引の形態もあったりしてメルカリとかヤフオクでも今そうですよねあれが実はエスクロですよねそういったものも含めてやはりクリプトが手が届かないところがあるのが

与信行為がある様々な取引でクリプト得意なところをやればよくて不得意なところまで入っていく必要が多分ないそうするとじゃあ得意なところ何かっていうとやはり堅牢な決済の実現ツールとしてやるとした時には与信行為が終わった後の決済行為のみに特化するっていうのは一つの使い方だからクリプトでオンチェーンで全部取引するっていうのはちょっとやっぱり守備範囲を取り違えてる部分があって金融っていうものの一つのパーツに決済はありますと決済に関して時差なく確実にっていうのはやっぱクリプト得意なので最後の本当に決済のところはクリプト使うっていうのは結構イケてるだろうしそこのところでKYCがあってもなくても決済きっとできるっていうのは多分あるかなと思ってますとあとはもう一個はクリプト使うかどうか脇に置いといて

ペイペイのような与信額がすごく小さいリテールマーケットただ日本の場合もすでにペイペイがすごく使いやすい形になっているのでペイペイよりも使いやすくなる方法としての提案がない限りひっくり返すことは難しいだろうけどリアル与信っていうのは1000万円とか1億円とかの与信と同様に150円とかの与信もあるんですねだから例えば新聞配達明日来るかどうかっていうのは新聞一部に対する与信らしいと一月まとめても3000円とか5000円とかっていう世界だからそういう与信行為に関してはあんまり気にせずにクリプトでガーンと決済するっていうのはあるかなと思ってますそうですねなんとなくちょっと今の話を聞きながら思ったのがクリプトって言っちゃってるからいろんなものが包含されちゃってるんだと思うんですね実はデジタル化っていうのが今いろいろ起きてるわけじゃないですかその次に僕は実はそれがスマートコントラクトを使っていくっていうのは確かにあると結構便利にいろいろ勝手に自動実行されるっていうのはデジタル化の次に来るものかもしれない

けれどもクリプト化って言っちゃうのが多分ダメなんだろうなと思っていてクリプト化って言っちゃうとスマートコントラクトにプラスしてそのノンKYCなとかトークンを使ったとかいろいろ入っちゃってると思うんですねそこまでは入れないんじゃないっていう気がしてるただしスマートコントラクトを使った自動実行っていうのは便利になるとは思うんですよっていう感じになってくんじゃないかなっていう気はします私はスマートコントラクトにプラスしてあんま期待してないっていうかDeFiのようなスワップっていうのはもうDVPみたいな形でスワップできるんだと思うんだけどそれ以外のものっていうのはスマートコントラクトでやろうとしても結局何をやりたいのっていうのがあって自動販売機の例ってあるんだけどあれってお金と物の交換なんですよねスマートコントラクトの例で自動販売機自動販売機って言ってるんだけど自動販売機の例で腹落ちしてる人がいるとすれば理解できてないと思ってるんですよ

要するにそこにジュースがあるっていうのはどうやって確認してるのっていうオラクル問題があるはずなんですねだからスマコンってオラクル問題の解決と同じで結局そうするとチェーンの運用者だりオラクルの運用者なりをトラストしてるという意味では純粋なクリプトの使い方とはちょっと違うそれも含めてうまくやるんだよってオフチェーンのところをきれいにするんだったらありでもそれって今のクリプトの一つでクリプトの使い方って言ってるよりも守備範囲広いですよねっていう話守備範囲を広くするんだったらスマコンはいろんな可能性があると思うんですただ今のKYCなしのノンカストディアルなDeFiみたいなクリプトの使い方の中でクリプトの守備範囲が広がるかっていうと今以上広がんないのかなっていう気はしているのでこのあたりですよねどこまでクリプトを生かしたいのか使いたいのかクリプトが守りたいものこだわりたいものどこなのかというのがあると私は思っていて例えばアンバンクドな人々っていう戸籍がないような国の人々もまだ多いので

その人たちに決済機能を提供するっていうことだとするとKYCは邪魔ですよねだからKYCなしでやっぱり押さないといけない一方で様々な貿易金融を含めた経済活動特に先進国の経済活動に深く根差そうとするんであるとすればKYC込みにしないといけないからそうすると実は今のDLTの枠組み自体じゃ足らないんですよね移動では含まれないから今のDLTっていうのはそういった意味ではやはりどうすんのっていうのはしっかり考えないといけないし今のクリプトを使うことを前提にするのはナラティブの作り方で間違っていてやりたいこと何かっていうのを定めた上で本当に必要なクリプトの言ってみれば仕様変更を含めた使い方を考えていくっていうのがいいのかなとは思いますけどねそうだと思いますはいということで第13回14回は取引と譲渡および与信についてお話しいただきました

第1部とかだとなんかトークンの良さみたいなところでお話しいただいたんですけど今回はちょっとクリプトの弱点的なところも現れつつ既存金融への問題定義みたいなところもあってなかなか第1部から第2部に変わった時にまたちょっと面白い視点になってるなという風な感想を得ましたということで次回第14回はどのようなお話をしていくのでしょうかステーブルコインもろもろですなるほど今日みたいな視点で切り込んでいくわけですねはいえーっと夜道で殴らないでくださいはいということで第14回ステーブルコインについて触れていきたいと思いますぜひ楽しみにしていてくださいそしてこのそうだったのかブロックチェーンぜひ皆さんですね感想ありましたらぜひXの方でそうブロひらがなでそうブロはカタカナでハッシュタグをつけてですね投稿していただければ嬉しいですそしてこの番組スポンサーも募集をしておりますスポンサー気になる方はぜひお問い合わせいただければと思っております

それではそうだったのかブロックチェーン第13回本日もお二人ともありがとうございましたありがとうございましたありがとうございました

DISCUSSION

コメント

No comments yet