そうだったのかブロックチェーン EP.010 | 「貨幣」とは何か?デジタルマネーの歴史、通貨・アセットの二面性から考える
第8〜9回で扱った「トークンの換金」「上場する気のない株式≒トークン」を踏まえ、第10〜11回では真面目に『貨幣とは何か』を考える。今回はまずデジタルマネーの歴史を、銀行預金の電子化→Suicaなどの電子マネー→PayPal→M-Pesa(電話番号だけで送金)→ビットコイン→ステーブルコイン/CBDCと辿り、もともと決済の手段だったデジタルマネーがビットコイン以降『資産』性を帯びてきたこと、既存金融との接点が広がるほどKYCが不可避になる論点を整理する。後半は貨幣そのものへ。貨幣は「価値を運ぶツール」であり、体制が安定するほど貨幣自体に価値はない方が流通しやすい。社会契約論と株式会社の交差点にある管理通貨制度、無利子で通貨を発行できる国家、刷りすぎが招くハイパーインフレ、そして国家・企業・トークンを貫く『ウィル(意思)』の重要性を論じる。最後は「ビットコインになぜ金利がないのか」を切り口に、"すべての貨幣はアセットになれるが、すべてのアセットは貨幣になれるとは限らない"という視点へ。次回は、貨幣の通貨的側面とアセット的側面をどう使い分けるかに進む。
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