EP.003
そうだったのかブロックチェーン EP.003 コミュニティにおけるトークンの生産性とは
第1〜2回で扱った「トークンとは何か」「市場と流動性、マネーとトークン」を踏まえ、酒井がかつて運営していたグルメアプリ『SARAH』と独自ブロックチェーン『ONIGIRIチェーン』を題材に、フィアットマネーでは測れないローカルな価値をどうトークンで循環させるかを実例で語る。UMEトークンによる感謝の譲渡、口コミデータを 50〜100 年残す未来志向、GDP では測れない「質的な生産性」と「コミュニティの充実」——量的拡大とは別軸の「成長」をデザインする視点を提示し、第4回の技術論への橋渡しとする。
サマリー
エピソードの要点を6項目に整理。時間ボタンで該当箇所から再生、「開く」で詳細を確認できます。
今回のテーマ「生産性とコミュニティ」
第1〜2回で扱った『トークンとは何か』『市場と流動性、マネーとトークン』を踏まえ、トークンが事業目的とうまく噛み合ったときに、どういう形で生産性が上がり市場参加者をインセンティバイズできるのか、という問いを掘り下げる回。酒井の実体験を入口に抽象論を実装に着地させていきます。
SARAH / UMEトークンの設計
酒井がかつて運営していたグルメアプリ『SARAH』では、口コミを書いたユーザーに『UMEトークン』を付与。トークンなので、もらった人は誰かに『あげる』『使う』も自由——通常のポイントでは設計しにくい譲渡可能性を組み込んでいた、というのが出発点です。
ONIGIRIチェーン:口コミデータを長期保存する装置
SARAHはさらに『おにぎりチェーン』という独自ブロックチェーンを運用。仮に会社が無くなっても、口コミデータが50〜100年単位で残る。30代の食生活と80歳時点の健康を突き合わせるような『時間軸の長い価値創造』の原資になる、という視点を提示します。
内田による整理:ローカルなエコシステム
登場人物は「お客さん × 店主 × その先の生産者・食品メーカー」。彼らが構成するローカルなエコシステムが、現状よりも生産性と満足度を上げる装置になっている。トークンはそのエコシステムを駆動する歯車のように位置づけられます。
倍々成長 vs 3% 成長 + 常連
売上が倍々で増える代わりに食い散らかされる店と、3%成長だが常連で埋まる店。上場企業は前者を求めがちだが、地方や個人店では後者を選ぶ満足もある。『どちらもあっていい』を許容するために、複数の尺度=複数のトークンが必要だ、という議論です。
トークン = 法定通貨へのアンチテーゼ
フィアットマネーの単一尺度に『催眠術』のように囚われず、譲渡可能性にこだわった『お金以外の何か』を導入する。それを真面目に設計できれば、いままでの経済では救えなかった価値を社会に流通させる強い武器になる、というのが番組のスタンスです。
LISTEN / WATCH
VISUAL SUMMARY
ビジュアルサマリー

REFERENCES
参考資料
- Paper
SARAHアプリにおけるUME tokenとNOREN NFTを活用したトークノミクス
- Service
酒井勇也がファウンダーを務めた、メニュー単位の口コミを蓄積するグルメアプリ。Web3 に拡張した経緯は EP.0 で解説。
GLOSSARY
このエピソードで登場する用語
TRANSCRIPT · PREVIEW
文字起こし
そうだったのかブロックチェーン この番組は日銀金融庁で銀行監督をしてきた経歴を持ち現在は周南公立大学情報科学部で教授としてブロックチェーンについて 教鞭を取る内田善彦と過去にグルメアプリをファウンダーとして立ち上げweb2事業にブロックチェーンを掛け合わせ web3事業として構築した経歴を持つ酒井勇也がブロックチェーンについて知るべきことを世の中に訴えます今回そうだったのかブロックチェーンついに第3回目となりました どうですかここまで第3回やってきてお二人やってみて後悔の山がだんだん高くなってきてるなってイメージでというともっとさらっとわかりやすい話をコンパクトにできるんじゃないかと思ってたら富士の樹海に入ってしまった感がある 入りたくて入ってるっていうところはあるんだけどももう前回もトークンっていう話を掘り下げた上でマネーっていう言葉を出して
トークンとマネーの違いとか流動性があるっていう概念を提示した上でその市場においてトークンなどマネーなどが譲渡されるっていうことを頭に置きながらインセンティバイズっていうことをどうすればいいのかということを既に議論してる時点でほとんどのweb3の事業者の興味の外側になっちゃってるんじゃないかっていうのが私の懸念です なるほど 酒井さんどうですか?いやまあそうですねなかなか難しい抽象的なでも重要な議論が結構されてるなと思っていてまあここってある種答えも難しかったり議論内容も難しかったりするんで僕も喋りながらすっげー頭が混乱したりバカしそうだなと思いながら喋ってたりはしてますただまあある種スタンスをどう置くかみたいなところでもあるのかなと思っていて僕は逆に自分がサラというサービスだったり
僕はONIGIRIチェーン、SARAHっていう2つのプロダクトをやってたんですけどそこの経験のもとにどういうことをやりたかったのかとかそこでどういうことを考えてたのかみたいなある種実態側から話せたりするとちょっとは分かりやすくなったりするんじゃないかなと思ってたりしてますはい ということで第3回目よろしくお願いいたしますということで今回は生産性とコミュニティコミュニティのサイズも含めてトークンの流通がうまく事業目的というか目的と合致するとどういう形で生産性が上がる市場参加者をインセンティバイズできる話をしたいなと思うんですけどもまずは酒井さんの方からちょっと簡単に例え話も含めどういう世界観をイメージした議論を進めていくのかということをご紹介いただければと思いますそうですね なので前回も話したようにトークンというものを使ったり上げたりすることによって
DISCUSSION
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